
生きづらい子育てピアの会東京
活動報告
第1回生きづらい子育てピアの会
2021年2月23日(火)13:30~16:30
参加者:10名
話題:妊娠時の断薬について
育児と仕事の両立について
自分の親との葛藤
頼れる支援の情報 など
第2回生きづらい子育てピアの会
2021年4月10日(土)13:30~16:00
参加者:8名
話題:子どもへの病気の告知の仕方
4歳の子のイヤイヤ期への対応
体調が悪い時の子どもへの向き合い方 など
第3回生きづらい子育てピアの会
2021年6月5日(土)13:30~16:00
参加者:8名
話題:子どもが原因で感情的になる時の対処
パートナーとの関係のストレス
反抗期の子どもへの接し方
年金・奨学金について など
第4回生きづらい子育てピアの会
2021年8月22日(土)13:30~16:00
参加者:7名
話題:ワークライフバランスをどう組み立てるか
障害をどこまで気にしてパパ友と付き合うか
障害への偏見とひどい対応
パートナーとの関係と服薬について など
第5回生きづらい子育てピアの会
2021年10月10日(日)13:30~16:00
参加者:10名
話題:調子が悪くて家事ができない時どうするか
機能不全家族で育った自分の葛藤
子どものかんしゃくにどう付き合うか
ヤングケアラーについてどう思うか など
第6回生きづらい子育てピアの会
2021年12月12日(日)13:30~16:00
参加者:11名
話題:自分の親との関係性と子育てにおける葛藤
妊娠時の不安・イライラなど負の感情に対して
子どもに自分の病気をどう伝えるか など
第7回生きづらい子育てピアの会
2022年2月6日(日)13:30~16:00
参加者:6名
話題:イヤイヤ期の子どもとどう付き合うか
発達障害のある子どもとの接し方
パートナーとのコミュニケーションの取り方 など
第8回生きづらい子育てピアの会
2022年4月10日(日)13:30~16:00
参加者:11名
話題:精神障害を抱えながらの子育てにおける困りごと&対策
夜泣き対策
学童保育について
子どもに自分の病気をどう伝えるか
妊娠中の薬はどうしていたか など
もうがんばらない子育て講座①
2022年5月29日(日)13:30~16:00
参加者:10名
講師:本田涼子先生
◉自己調整とグランディングについて
自分を大切にすること、いたわること、ケアすることにより、親が落ち着いていることが、子育てで一番大事、というお話を伺いました。
参加者の声
・講師の方の「子どもと言えど他人」という言葉が印象に残った。
セッションを通して、過去の自分の不完全さをもう許しているんだなと感じた。
子どもとの接し方のアドバイスもいただいた。
専門家の話を聞ける貴重な場に参加できて感謝です。(Sさん)
・親が落ち着いていられることが大事で、自分を労わる方法、ストレスへの対処法を学びました。
子どもは言葉で説明できない、遊びで表すので、共感的に読み取るようにしたいです。
子どもにイライラしてしまうので、自己調整頑張ります。(Mさん)
第9回生きづらい子育てピアの会
2022年6月26日(日)13:30~16:00
参加者:7名
話題:PMSの時に不安定になって攻撃的になるのをどうしたら
いいか
聴覚障害と精神疾患のW障害での苦悩
疲れやすくて体力がないが、育児は可能か
仕事と育児の両立 など
もうがんばらない子育て講座②
2022年7月31日(日)13:30~16:00
参加者:10名
講師:本田涼子先生
◉親子間における『共感』について
・30歳までの脳は発達途上で、子どもは自分ではコントロールしようのないものと闘っているため、共感が必要。
・共感は難しいけど、親が楽になる方法でもある。
・子どもにとっては「わかってくれる人がいる」という安心感を持て、自分の持っている解決力が出てくる。
・ただし、親自身がわかってもらえる相手がいることが大事。
親子のロールプレイを通して、共感することの難しさと大事さを学びました。
参加者の声
・幼い頃から2人の発達凸凹の親としてたくさん学び実践してきた。
共感もしてきたつもりだった。
が、実際、共感するロープレをして相手役から「分析をされているよう」との感想を受けハッとした。自分の感情、感性が固まっていた、と気づいた。
子ども達は不登校もあり、何度も転校もし、お金も時間もゆとりがない。
将来も含め「自分自身の不安」も子どもとのコミュニケーションに乗せてしまっていたかもしれない。(Yさん)
・自分に対しても共感してあげてこなかったし、できていない、ということにも気づいた。
でも理屈レベルから感覚レベルに変化している。
このまま(感情の否認、合理化をし続ける)だと、本当の自分にも本当の娘にも出会えない、触れられない、と思った。(Fさん)
第10回生きづらい子育てピアの会
2022年8月28日(日)13:30~16:00
参加者:5名
話題:薬について
パートナーとの付き合い方
思春期の子どもとの付き合い方
自分の過去の経験 など
もうがんばらない子育て講座③
2022年9月11日(日)13:30~16:00
参加者:10名(うち子ども1名)
講師:本田涼子先生
◉『境界線(バウンダリー)』について
・対人関係において、知らず知らず気を遣い自分の境界線内への[侵入]を許し、エネルギーを消費しまくりがち。
・【安全なドーム】をイメージして、【自分を守る】こと、などを学んだ。
・〚理屈〛でなく〚体感〛することで、『あ、こーいう感じかぁ』となる方が多かった。
参加者の声
・1対1のカウンセリングや当事者だけの集まりは経験があったが、今回のような、当事者の中に先生が加わりワークを行うというのは初めてで新鮮だった。他の当事者の方と先生のやりとりを聞くのも勉強になった。”境界線”について漠然としていたものが、ワークを通して「体感」すると、何か腑に落ちるような感覚があった。(nicoさん)
・育児で頭でっかちになっていたところ、《グラウンディング》等のワークをやって、久しぶりに身体に意識がむけられた。来られてよかった。(Sさん)
第11回生きづらい子育てピアの会
2022年10月23日(日)13:30~16:00
参加者:5名
話題:具合が悪い時の子育ての苦労
自分の親とパートナーの親との付き合い方
仕事と育児の両立について など
もうがんばらない子育て講座④
2022年11月27日(日)13:30~16:00
参加者:9名(うち参加者の息子(18歳)1名)
講師:本田涼子先生
◉『共依存』について
・「共依存」(doing)とは、「ありのままの自分でOK」(being)と正反対の状態。
・自分の境界線を維持し、自分が楽でいられる感覚を掴む。
・自分がゆるっと穏やかでいられる相手といることが大事。緊張させられる人には早めに予防線を張る。
・一番大事なのは、母が笑顔でいること。母が自己受容して自己肯定感を持ち、ハッピーになること。親が自分を責めてほしいとは、子どもは思っていない。
参加者の声
・息子さんのお話、とても参考になりました!
私のことを考えて言ってくださってるんだろうなぁ思ってとても嬉しかったです。いろんな方とお話することができ、とても貴重な経験でした。ぜひまた参加させていただきたいです。
ありがとうございました。(Tさん)
・家の外にも居場所がなく、家庭内では夫を避けて過ごしているため、長引くコロナ禍も相まって、ほとんど誰とも口をきかずに過ごす日々でした。講座はあたたかい雰囲気で、参加してよかったと思いました。(Aさん)
・息子が「今は共依存関係はない」と言ったのを聞いて、とても安心しました。親の私とも共依存と思ってないというのは、一番気になっていたところだったので。ただ、自分の母親には、未だに緊張させられることもわかりました。自分が楽でいられる状態を維持したいです。(Mさん)
第12回生きづらい子育てピアの会
2022年12月11日(日)13:30~16:00
参加者:7名
話題:
・子どもとずっと一緒にいると苦しい。一人の時間が欲しい。
・コロナで保育園に預けられない。自粛ムードにのらなき ゃいけない気がする。
→本来、家で見ているとお互いにマイナスだから預けている。 ドクターの診断書があると預けられる。
→お母さんがつらいと子どももつらい。優先順位として母が楽なことが一番。
・夜勤の不規則な生活でメンタル不調に→出産後の睡眠不足で再発しないか不安。
→出産すると女性はライフステージがガラッと変わって意識も変わる。
→パートナーや頼れるところは頼って、睡眠や自分の時間を維持する。
第13回生きづらい子育てピアの会
2023年1月8日(日)13:30~16:00
参加者:7名
話題:
・子ども時代から子ども産むつもりなかった。小さい頃から生きづらかった。子どもが似たら可哀想、でも子どもがいないと夫が可哀想
・子どもは昔から欲しかった。夫は理解があり、サポートもしてくれる。
・子どもというより家族が欲しかった。でも夫が興味なく、離婚。不登校が転機になり、子どもと丁寧に向き合うように。 子どもが思春期・反抗期になり、子どもと離れることの幸福感も感じられるように。
・結婚して子どものいる「フツーの人」になりたかった。でも産んでみたら体調が悪化し、全然フツーになれなかった。子どもは一人で成長していく自分とは違う人間。サポートできればいい。
・子育て早く終わって欲しい。良くも悪くも自分の影響が行くのが怖い。同じ空間にいるのも15分が限界。
・母のように育てたらダメ→どう育てたらいいかわからない →人に預けて育ててもらう。親はいればいい。
もうがんばらない子育て講座⑤
2023年2月12日(日)13:30~16:00
参加者:9名
講師:本田涼子先生
◉『自己受容』について
・自分と他者に対する捉え方でベストなのは
「I am OK. You are OK」
・自分が目を向けたくない自分をも「そのままでOK]と優しく受け入れること。
・「セルフコンパッション」とは自分を愛しいと思えるか
・子どもと二人だけの母子カプセルにならず、できるだけたくさんのセーフティーネットを作ることが大事。
・自分が生きてきた中で「あたたかいまなざしを向けてくれた存在」(動物や創造の存在でも可)→「リソース」をたくさん持つことが大事。
参加者の声
・自分も他者も「Not OK」がほとんどで、家が良くて外に出るのが苦手でした。本当は会に来るのも嫌でしたが、ワークを受けて、胸の苦しみがあたたかさとともにほどける感覚を味わいました。リソースを増やして、自分を守れるようになりたいです。(Aさん)
・昔は「I am Not OK, You are OK」ばかりでしたが、最近になってどちらも「OK」と思えるようになりました。自分が愛されている存在であると気づき、自分を愛せるようにもなりました。母とは大人になっても母子カプセルで共依存だったので、息子とはそうなりたくないと思っています。(Mさん)
第14回生きづらい子育てピアの会
2023年3月26日(日)13:30~16:00
参加者:9名
話題:
・子どもが産まれたら、ママ友付き合いが不安
→親の付き合いがなくても、子どもは勝手に友達を作る
→今はコロナ以降PTAも減って、無理に付き合う必要ない
→医師から診断書や意見書をもらって、役員を辞退できる
・書類/お金の管理が苦手
→書類は電子化されてきていて、重要なものはプリントでなくメールで来るから大丈夫
→タスク管理表やウェアラブルメモを活用する
→必要であればできるようになる
→先生に「この親は大変だ」と思わせれば、向こうから連絡をくれたり、サポートしてくれる
・家事の負担を減らす工夫
→「きちんとやらなきゃ」を「ま、いいか」と思えるようにする
→やらない時は「絶対やらない」という覚悟で、子どもに任す
→できない時は女優になったつもりで「母ちゃんもうダメ~」と言うと子どもがやってくれる
・夕方の時間(お迎え~寝るまで)がつらい
→延長しても片付けなどをだらだらしてしまって、休むはずの時間に休めていない
→自分がリラックスできる方法を考える
→何も考えずに没頭できる趣味を見つける
もうがんばらない子育て講座⑥
2023年4月16日(日)13:30~16:00
参加者:10名
講師:本田涼子先生
◉『自律神経の自己調整』について
・自律神経の最適な領域「耐性の窓」は、人によって幅が違い、トラウマなどがあると狭くなり、落ち着いてくると広くなる。
・自己調整が上手くいっていないと、不安・パニック・不眠・うつ状態・無気力・慢性疲労などになってしまう。
・これを落ち着かせようとして、問題行動(依存など)=対処行動が出る→少しづつ適応行動(セルフケア)をとれるようにすること。
・ひとは、大人との協働調整を通して、自己調整力を身につける。
・副交感神経は腹側迷走神経と背側迷走神経に分かれる。
・腹側迷走神経→安心感、落ち着いていられる存在といる時に、胸やお腹の辺りに柔らかさや温かさを感じる。
・背側迷走神経→良く働けば休息モード、悪く働けば、自分にブレーキをかけ、フリーズしたり乖離したりする。←通常モードになるとしんどい
・協働調整の課題が大きいと、「愛されたいけど近づきたくない」「嫌いだけど愛されたい」など他者との接近と回避のジレンマが起きる。
参加者の声
臨床心理士の先生のお話が聞けて新たな気付きがありとても勉強になりました。
一人一人質問や相談できる時間があり、ハッとするアドバイスをいただけて有り難かったです。
参加者の皆さんの体験や現状などを聞けたりするのはとても共感できて有意義な時間を過ごすことができました。
対面での仲間の方々との時間はとても大切だなと感じて楽しみな日になっています。(Iさん)
講座の参加は初めてでしたが本田先生をはじめ皆さまのお話を聞いたり自分で話す中で新しい気づきやヒントを頂き今回も参加できて本当に良かったです。
特に自律神経の波のお話はとても勉強になりました。私自身のいくつかの問題症状は最適な領域から逸脱していたからなのかなと納得するものがありました。
そのことに対して他の方がおっしゃっていましたが自分のことをよく感じていこうと思います。(Tさん)
精神状態と自律神経の関係については今まで考えたことがありませんでした。新たな視点が得られてとてもうれしいです。これからも神経のケアを日常生活に取り入れていきたいです。(Sさん)
第15回生きづらい子育てピアの会
2023年5月28日(日)13:30~16:00
参加者:18名
話題:
●保育園お迎えの時のストレス
「保育園で自分の障害特性について共有してもらい、配慮を得たいけど…伝えるとしたら誰に?」
→・園の誰かに言えそうなら…担任、園長、話しやすい先生?
・直接は言いづらい場合…行政、子育て相談など
●当事者グループにつて
子どもの障害特性を共有するピアサポートには行ったことがあるが、自分自身の疾患や障害を共有するグループは初めてで、どのようなものか知りたかった。通える範囲に自助グループがあるといい。
→・自助グループの効果がもっと周知されれば、行政も動いてくれるかも⁉
●妊娠中の過ごし方
・感情のアップダウン激しく、夫とのコミュニケーションが上手くいかない。イライラして怒りのスイッチが入る。
・妊娠時に断薬して躁鬱の波が激しく、泣き叫んだり。
・薬と自分の病状の安定、リスクが大きい方を外す。
●妊娠前にやっておくべきこと
・どういう制度やサポートがあるか調べておく。
・人との繋がりが大事。頼れる存在を作っておく。
●子どもが保育園に行っている間の過ごし方
→趣味の洋裁、買い物、美味しいものを食べる、ゴロゴロする、当事者会に行く、図書館に行く、仕事する、夫とデート
→休むことが一番大事!
●2歳5カ月の娘の言葉の発達が気になる
→発達検査を受ける予定の子のママの経験談や子供の様子のチェックポイントなどをシェア
●妊娠中、妊活中の方、共に障害がある中での子育てについての不安
→生まれるまでに保育所や保育、訪問看護などの情報を集めて準備しておく
●出産する病院について
→大学病院は?個人病院は?無痛分娩は?…など情報共有。
S大は◎。J大で無痛分娩予定だったが麻酔医が居ない時だった為普通分娩になった。
無痛分娩は本当に痛くない??など
●将来子を持ちたいが、苦労ばかり耳にするので、良い話が聴きたい
・子どもを持たなかったら見ることも体験することもなかった事がたくさんあり、おもしろい。(一緒に電車を見る、動物園、スポーツ、学校の世界など)
・子どもの存在で強くなれる。
・新たな自分を発見できる。
・自己理解、障害についての理解(子供に障害があることを想定)も深まる。
第二期もうがんばらない子育て講座①
2023年6月25日(日)13:30~16:00
参加者:13名
講師:本田涼子先生
◉「愛着スタイル」について
・「愛着」とは、この人にくっついていれば大丈夫だな、と思える感覚。
・4つの愛着スタイル(人との関係性)
「安定型」=安定した健全な境界線のあるポジティブな結びつきがある相手が複数いる
「回避型」=傷つかないために、人との結びつきを回避する
「不安型」=他人に焦点を当て、自分をあまり大切にしない
「無秩序型」=関係性を強く求める一方で、怖くて凍り付く、或いは解離する
※完全に一つの型には当てはまらないことが多い。ミックスで持っている
・子どもとの協働調整
→大人がまず自分の右脳を使って、子どもの右脳と繋がる
アイコンタクト・感情移入した表情・優しい声の調子・スキンシップ・子どもの話に耳を傾けるなど
・愛着の傷つきに働きかける
→トラウマは固有受容覚(関節や筋肉にある感覚)に影響を与える
→トラウマや愛着の傷つきにより固有受容覚のニューロンが減ると十分な情報が脳に伝わらなくなり、脳は「安全ではない」と感じる
参加者の声
専門家の話を聞くことで、理解を深める事ができました。
改めて家族関係の大切さを実感しました。
参加者の方も様々な課題を抱えている中で頑張られていることを知り、励まされました。(Sさん)
本田先生にリラックスの方法を教えていただきながら、受講でき、緊張もほぐれ、とても勉強になりました。
愛着については、きっと不安型なのかもしれないと思いました。
奥が深そうなので、これから、ゆっくり掘り下げていけたらと思いました。
専業主婦の私は、お仕事をしている方より、時間があるのだからと、子供がアトピーなので添加物を避けて、できるだけ手作り・入学準備の手さげなども手作りをする…など、自分のしたいことは後回しにして、子供優先にしていました。
自分がしたいことをしていないので、イライラ、その気持ちを整理しないまま、帰宅した子供達の出来ていない事を指摘してしまって、お互いにストレスがMAXになっていました。
頭では、分かっていても、いざその場面に遭遇すると反射的に口から重箱の角をつつく言葉が……
更年期症状も始まっているのか、とにかく、カーとして、怒鳴り散らしてしまって
その夜、寝かしつけながらモヤモヤした気持ちを引きづり、涙がでる日々でした…
今回、受講させていただき、
この負のスパイラルから私が抜け出せれば、私も子供達もきっと楽になる!!
少しずつですが、日々の自分をいたわることを実行に移していきたいと思いました。(Mさん)
第16回生きづらい子育てピアの会
2023年7月17日(日)13:30~16:00
参加者:7名
話題:
●保育園のお迎えから寝かしつけまでが大変
→イヤイヤ期と夕食の料理がストレス
→イヤイヤ期は、イライラして、ドッと疲れる
●怒り・イライラの出し方
→最初は溜めて一気に爆発し、家出など
→夫に「小出しにしてくれ」と言われ、小出しにキレるように
→子どもを安全なところにおいて、自分は押し入れに入ったり、外に出て走ったり、Youtubeで激しい運動するなど
●母と共依存関係にあり、つらい
→長女だからいろいろやってきたけど、母が子離れできない
→母から連絡が来るとイライラするので、距離を置きたい
第二期もうがんばらない子育て講座②
2023年8月27日(日)13:30~16:00
参加者:10名 見学者:1名
講師:本田涼子先生
◉「自分をケアする」について
-
子どもの安心感・安全感は、養育者の安心感・安全感があって成り立つことが多い。
↑子だけではなく、養育者の支援も必要。
-
自分の中の『親カンガルー』を育てる。
-
『親カンガルー』;養育者が、自分のなかにプラスのストローク(肯定的な言葉や仕草)を貯めていける“ストロークポシェット”を作ることで、袋の中にいる子カンガルーも“ストロークポシェット”を作っていくことができる。
※ストローク( stroke)=撫でる、さする等の意味。
ここでは言葉や仕草などを含めた人との関わり方として使用。
-
プラスのストロークを増やし、マイナスの(否定的な)ストロークを減らすには?
↑イライラや怒りは「二次感情」で、そのもとになっている
「一次感情」(淋しい、悲しい、孤独感、罪悪感、不安感、劣等
感、傷ついた…etc)に、気づくことが大切
参加者の声
小さい子供を連れての参加となりドキドキしておりましたが、皆さん優しくてホッとしました。
カウンセラーの先生に自分の中の傷付いたインナーチャイルドは、カウンセラーなど他人ではなく、自分自身で癒やさなくてはならない、と聞いてハッとしました。
他責の癖があり、マイナスの循環にハマっていたことに気付きました。
参加者の皆さんもそれぞれ事情があり、生きづらいのは自分じゃない、と知るだけでも気持ちが楽になりました。
街を颯爽と歩いてる人達も実は内面はわからないよな、と分かったので、他人と比較して自責することを辞めたいと思います。(Oさん)
自分が安定していられることが子供の安心感にもつながるということで自分をケアする大切さを改めて学ぶことができました。
人と比べず自分ができたことに目を向けることなど難しいですが、意識してやっていきたいと思いました。
話しやすい雰囲気で、質問にも答えていただきありがとうございました。(Aさん)
第17回生きづらい子育てピアの会
2023年9月18日(日)13:30~16:00
参加者:9名
話題:
●何でも自分が悪いのではないかと思ってしまう
→息子が引きこもり、就活もしない。育て方が悪かった?
→周りのことも全部「自分のせい」にしてしまう
→娘に無視したりされると、母からされた嫌なことを、自分がしてしまったかもしれないと思う
→「自分のせい」と思うのは私だけ?いちいち確認したくなる
●周りに否定されている気がする
→被害妄想が強くて、周りに悪く思われているんじゃないかという気がする
→相手に否定されている気がして、何とかポジティブに…と思うが、無理するとうつに。
●夫と意思疎通ができない
●子育てのロールモデルがないので、どうしたらいいかわからない
●子どもの頃、父から怒鳴られまくり、トラウマに。
「なぜ自分がこんな理不尽な扱いを受けなきゃならなかったのか」→育てられる中で寄り添ってもらってない=AC(アダルトチルドレン)
→子育てがつらい
第二期もうがんばらない子育て講座③
2023年10月22日(日)13:30~16:00
参加者:15名(+赤ちゃん2名) 見学者:1名
講師:本田涼子先生
◉子どもの自己肯定感を育てる対話の仕方
●同じ7歳の子を育てている2人の母親の、それぞれの息子への対話の仕方を読んで、親子それぞれの「身体の状態」「気持ち」「考え方(自己イメージ)」を考え、ペアで伝え合うワークショップ
●親の自己イメージが良いほど、子どもに良い影響がある
・親は子どものニーズに30%応えられればいい
・「そこそこ自信がある親」が一番
・親が自分に愛情を持てているか、共感できているか=セルフコンパッション
・親が本当にしたい生き方をして、自分を大切にしていられるか
・親がゆったりしている(余裕を持っている)と、子どもも安定する
→どうしたらゆったりできるか、セルフケアが大事
●子どもが自分自身を価値ある人間だと思えるような手助けになる対話の仕方
1.子どもの感情を尊重する(否定的な感情も)
2.子どもに選択肢を与える
3.子どもも問題解決の主体になれるような方法をとる
参加者の声
臨床心理士の先生のお話から、子供の自己肯定感を育むには、まずは母親自身が自分に愛情と自信を持つことが大切なのだと気づかされました。子供を信頼し、もう少しゆったりした気持ちで子育てに向き合いたいと思います。(Uさん)
とても有意義な時間を過ごさせて頂きました。
子供の年齢や悩みなど違うのですが、共感でき1人ではないんだなという勇気と元気をいただきました。雰囲気も温かく情報も共有させてもらえて一歩前に出れる気持ちになりました。
1人ひとりの話に共感しアドバイスや自分の経験を交えてお話をしてくださり、とても安心感のある居場所でした。(Cさん)
初めて参加しました。
子どもについがみがみ言いがちだと反省しました。
じゃぁ、実際どんな話しかけが良いのか学べてよかったです。
もっと子どもが小さい時にこの語りかけを知っていたかったと
悔しくなるとともにこれからでも遅くはないと思いたいです。
子どもが自分自身を価値ある人間だと思えるような手助けになる対話の仕方、自分の今までのクセは治すの難しいかもしれませんが、意識をして、ちょっとづつでも対話的な話し方ができるようになりたいと思いました。
セルフコンパッション。自分自身が自分を尊重する・・・
難しいですが、大切だと実感しました。
子育て講座に参加できたことが自分を尊重できたことだと思いました。(Uさん)
今回、初参加でしたが、予定より30分長かったこともあり、終わった後クタクタになってしまいました。
しかしながら、参加してみて色々な気づきがありました。
自身の症状はとても辛いのですが(呼吸困難=パニック発作や対人恐怖症=最近では社会不安障害というのですね)、保育園への送り迎え等で、他の父兄とのコミュニケーションにプレッシャーを感じて、毎日ドキドキしながら迎えに行っていますが、勇気を奮い起こして行っております。
私も弟が知的障害で(自閉症もあります)、両親と暮らしておりますので、両親の苦労は目にしてきたのですが、加えて私も統合失調症ということで、両親への負担はいかばかりだったかと思います。
今回、ゆらいくに参加してみて、妻や両親への感謝の気持ちを忘れてはならないと、感じました。(Kさん)
第20回生きづらい子育てピアの会
2024年7月21日(日)13:30~16:00
参加者9名
話題:
・パートナーと自身の精神状態が思わしくなく、児童相談所がかかわり、乳児院か里親に預けることになるかもしれない。児童相談所がかかわった後のことを知りたいという話題で、実際に乳児院に子どもを預けている方、児童養護施設出身の方が体験談をシェア。
・人生を楽しいと思えず、消えてしまいたい気持ちになることもあるが、子どもの存在がそのストッパーになると感じている
・調子が悪いときの対応法として、なるべく睡眠時間をとるようにしている。福祉サービスは使えるものはできるだけ活用している(例:ヘルパー、訪問看護、ファミサポなど)。担当者には相性があるため、気になることがあれば、担当を変えてもらうようにするのがおすすめ。
・現在妊娠中で、場合によってはひとり親となる可能性がある。今の家を引っ越すかどうか迷っている。ワンルームだと目が届いてよいのではないか、深夜帯に仕事をしたいときはパーテーションを置くなどの工夫ができるのではないかという話に。
・支援機関の担当者の言葉がきっかけで、自身がDVを受けていることに気づき、離婚を決断。パートナーからの言葉を反芻してしまい、傷ついている自分に気づいた。離婚を決断したら、精神状態が改善した。
第3回Zoom子育てピア
2024年8月28日(水)14:00~16:00
参加者13名
うつ病や双極症、発達特性のある方などが参加。
精神的に不調のあるときに、どのように乗り切っているかを話し合った。
出てきたアイディアとしては、
・お気に入りの入浴剤やお茶などを使う
・自分に「大丈夫、よく頑張ってるよ」と声をかける
・自分やぬいぐるみを抱きしめる
・感情を抑圧しないように人に話したり、紙に書いたりする
・ピアカウンセリングや、自治体の電話・オンライン相談を活用するなどがあげられた。
そのほかにも減薬時の工夫や、パートナーの体調不良時のかかわり方、
サービス利用に伴うお金の話などを共有しあう時間となった。
第22回生きづらい子育てピアの会
2024年9月22日(日)13:30~16:00
参加者13名
・障害者雇用で収入が不安。障害者でもできる副業はないか
・親子そろって精神障害。お互いどううまくやっていくか
・子どもの発達が遅く、イライラして手を出してしまう
・家事ができなくて夫婦仲が悪い。どうしたら平穏な生活できるか
・鬱がひどくて子どもの世話ができない。日常生活で困ったときどうしているか
・障害者雇用で働いているが、育児との両立悩み
第4回Zoom子育てピア
2024年10月26日(水)14:00~16:00
参加者11名
双極性障害や発達障害、複雑性PTSDなどの不調がある方が参加されていた。
ママ友との距離感に悩んでいることについて、つらさを分かち合ったり、ママ友以外の情報源を得る(市役所等)などの具体的なアドバイスを交わしあったりした。ママ友がいない参加者も多く、気が楽になったという声もあった。
アダルトチルドレン(子ども時代の逆境体験により、大人になってからも生きづらさを抱えている人)の方から、子どもとの愛着関係が心配という声もあった。頼れる社会資源に頼ったり、休んだりすることを通して、まずは自分自身がなるべく健やかでいられることを大切にしようという話になり、今日を生き延びていることをお互いに称えあう時間となった。
そのほかにも妊娠中の減薬中の不調の乗り切り方や、二人目以降の妊娠出産の体験談、不調な時の日々の生活や子育ての工夫について話し合うことができた。
第23回生きづらい子育てピアの会
2024年11月24日(日)13:30~16:00
参加者4名
・夫の妄想がひどく、自分の趣味(神社巡り)を否定される
・子どもは児相に一時保護されているが、措置にされそう
・困った時に相談できる人→訪看さん、主治医、保健師、子育て支援センターのスタッフ、親子広場のスタッフなど
→24時間のLINE相談がある(各自治体、いきづらびっと)
・子どもが躁状態で家に火をつけようとした→主治医に臨時受診でリスパダール処方
第5回Zoom子育てピア
2024年12月18日(水)14:00~16:00
参加者11名
双極性障害や発達障害などの当事者の方、お子さんが発達障害や不登校状態の方の参加があった。
お子さんに発達障害等の診断をつけるかどうかを相談し合ったり、発達障害や精神疾患がない親族に理解してもらいづらいこと、パートナーとの関係構築に悩んでいることを分かち合ったりする時間となった。ほかにも、被虐待経験や親との関係性に葛藤がある参加者も多く、自分の育ちが子育てに影響しているのではないかという不安を分かち合った。
ほかの場では話せないことを話せてよかったという反応や自分ひとりではないと思えたという感想があった。
第6回Zoom子育てピア
2025年2月26日(水)14:00~16:00
参加者11名
「夫と離婚を考えている。病気への理解がない家族との付き合い方」「ほかのママ友に病気を打ち明けているか」「子どもに手をあげたことがあるか、その場合どのように対応したか」「うつで子どもと遊べないときにどうしているか」など深い話がたくさんできた回でした。
お子さんに病気のことを話し、「〇〇(お子さん)は悪くないよ。病気のせいなんだよ。ママは〇〇(お子さん)のことが大好きだよ」と伝える、病気で不安定になり、叱りすぎてしまったときは謝る、寝る前にハグをする、一緒に遊べる体調のときは全力で遊ぶなど、さまざまな工夫やアイディアを聞かせていただけた時間でした。